かつお節としょうゆ、好みの具材などを使っておにぎらずを作る参加者

 印南町文化協会の「おにぎらず」作り体験会が14日、公民館で開かれ、女性を中心に15人が印南発祥のかつお節を勉強しながら楽しく作った。

 江戸時代、かつお節を考案した角屋甚太郎、鹿児島県枕崎に広めた森弥兵衛、関東に広めた印南與市の印南漁民三人衆を坂下緋美会長から学びながら体験。おにぎらずは、好みの具材とご飯をのりで挟んで折りたたんだ握らないおにぎりで、10年ほど前からネットで話題となっている。文化協会では角屋甚太郎の子孫が製造している「だるましょう油」と印南発祥のかつお節を使った「甚太郎ロマンおにぎらず」を考案。参加者は坂下会長に作り方を教わりながら笑顔で作っていた。