12月も半ばになり、ようやく少し冬らしい気候になってきた。この時期になると1年を振り返る報道も増えてくる。きょう12日には京都の清水寺で「今年の漢字」が発表される。昨年の漢字は「税」だった。今年は個人的には能登半島地震、南海トラフ地震臨時情報、パリ五輪での阿部詩選手の涙、大谷翔平選手の50―50達成が頭に思い浮かぶ。
とくに能登半島地震の被災地は、9月に豪雨でも甚大な被害を受けており、まだまだ復興道半ば。仮設住宅で年を越すことを余儀なくされる人がたくさんいる。先月中旬時点での災害関連死者数は235人で、直接死の227人を上回っていることが胸に引っかかる。2016年の熊本地震では死者270人のうち220人が災害関連死と認定されたことも記憶に残る。避難所生活などストレスや疲れなどから体調不良となって亡くなる高齢者が多いという。地震の揺れや津波から自身で守った命が、その後の生活で落としてしまうことにやるせなさを感じる。逃げ切ることはもちろん第一だが、関連死をなくす備えも今後は重視していく必要があると感じさせられた。
振り返ることで課題を洗い出し、次に生かす教訓とする。災害に限らず、大なり小なり日々の生活すべてにつながることだろう。この時期に今年1年を振り返ることも大事ということ。筆者は今年掲げた目標のうち、フルマラソン完走など達成できたこともあるが、仕事も含めて出来なかったことの方が多く、来年に持ち越しだ。読者の皆さんは今年どんな1年だっただろうか。ラストスパート真っただ中、振り返る時間もないという人も多いだろうが、頑張りすぎず、わずかでも立ち止まって振り返ってみて。(片)


