橋本副住職の読経の中、先人に感謝を込めて焼香する出席者

 みなべ町の紀州みなべ梅干協同組合(殿畑雅敏代表理事)の梅供養が5日、西本庄地内の極楽寺で行われた。

 梅加工業の先駆者に感謝の気持ちを込め、業界のさらなる発展を誓おうと毎年行っている。

 梅加工業者22人が出席。橋本隨鸞副住職が読経で梅産業発展の礎を築いた先人の名前を読み上げ、出席者が順番に焼香して手を合わせた。殿畑代表理事は「今年の梅の不作は災害といっていい状況で、多くの人が悩まれている。先人たちもその時代、悩みや苦しみがあっただろうが、立ち向かって土台を築いてくれた。我々もこの難局に立ち向かい、乗り越え、業界が前に進んだと後に言われるように頑張ろう」とあいさつした。