浴衣姿でおじきの仕方を学ぶ子どもたち

 鐘巻伝統芸能教室実行委員会(黒田量也委員長)主催、2024年度文化庁伝統文化親子事業「日本舞踊教室」が16日から、日高川町鐘巻の道成寺(小野俊成院主)でスタートした。来年1月まで、日高地方の小学生12人が日本伝統の舞踊を学ぶ。

 指導は吉村流の吉村葵廣(きひろ)さん(和歌山市)と西川流の西川右恵(ゆうけい)さん(同)。稽古する演目は地唄「高砂」、端唄「夕暮れ」、日本古謡「さくら さくら」の3曲。

 初日は開講式が行われ、黒田委員長が「日頃は体験できないこと。日本のカッコいい作法を学んでください」、和佐公生教育長も「古典舞踊の聖地の道成寺で、豊かな心を育んでください」とあいさつした。

 子どもたちは浴衣に着替え、おじきの仕方、基本姿勢などの指導を受けた。

 基本的に土日を中心に練習し、来年1月のジュニア文化フェスティバル(日高川交流センター)、3月の伝統芸能公演(道成寺)で発表する。