児童と地元住民ら総勢400人で記念の人文字

 今年で創立150周年を迎えた御坊市の塩屋小学校(間野祐樹校長)は10日、グラウンドで記念の人文字を撮影した。

 同校は明治7年(1874)、南塩屋村落小学校として開校。11年後に5カ村を1学区として塩屋小学校を開設した。これまで6109人が卒業している。
 当日は地域と学校・幼稚園が協力した第34回塩屋文化祭。人文字はその中のイベントとして、育友会(松村康平会長)、塩屋公民館(前出徳子館長)等の協力で行った。子どもたちの司会進行でオープニングセレモニーを行ったあと、全校児童92人、保護者、地元の住民ら総勢約400人がグラウンドに出て「150」の3文字の形に並んだ。上空からドローンで撮影。参加者らは上を向いて笑顔で手を振り、人文字を完成させた。間野校長は「天候にも恵まれ、子どもたちと地域の皆さんが一つになって記念の人文字を書くことができ、大変うれしく思います」と話している。

 文化祭では子どもたちが企画したゲームなどで来場者が楽しみ、体育館では幼稚園児から大人まで約250人が350点を出展した文化作品展も開催。小学校の150年の歩みとして年表やアルバムも展示され、来場者は熱心に眺めていた。