真妻山の頂上で景色を楽しむ参加者

 日高川町観光協会(石倉忠明会長)は9、10の2日間、町内の三国山(標高200㍍)、同町と印南町にまたがる真妻山(同523㍍)に登る低山トラベルモニターツアーを実施し、大阪、兵庫、東京などから30~60代の7人が参加した。

 アウトドア観光での誘客などにつなげ、周辺観光施設への周遊を促進しようと初めて開催。講師はNHKラジオ深夜便「旅の達人~低い山を目指せ!」レギュラーで、著書に「低山トラベル」「低山手帖」などがある大内征さん。
 初日の三国山は往復約2時間、2日目の真妻山は約5時間かけて山道を歩いて登った。三国山ルートの途中では、ガマガエルに似ている「ゴトビキ岩」、米が3石ほど乗るような「三石岩」などを見学。真妻山ルートでは「涼みの滝」などに立ち寄り、頂上で弁当を食べながら日高平野が一望できる眺めを楽しんだ。

 登山以外でも道成寺(鐘巻)で絵とき説法を受け、宿泊したかわべ温泉お宿喜作(平川)で温泉につかって疲れを癒やした。
 参加者らは「登山を中心に、温泉やおいしい食事などを楽しめた」と満足そうだった。

 観光協会は今後、低山登山のモデルコースを作り、旅行会社にツアーとして提案する。