全国的にSNSを使った投資・ロマンス詐害の被害が急増するなか、県内も同様で、県が注意を呼びかけている。
SNS型投資詐欺は主にSNSなど非対面でだまし、投資を勧めて金銭等をだまし取る手口。SNS型ロマンス詐欺は主にSNSなど非対面での連絡手段で複数回やり取りすることで、恋愛感情や親近感を抱かせて金銭等をだまし取る。電話をかけるなどして対面することなく、指定した預貯金口座への振り込みなどで、不特定多数の人から現金等をだまし取る特殊詐欺とは別に、いずれも今年度から新たに分類された。
県によると、今年9月末時点での県内の認知件数、被害額はSNS型の投資詐欺が68件・5億5102万8000円、ロマンス詐欺が31件・2億335万3216円で、合わせて7億5438万1216円。特殊詐欺は97件(前年同期比25件増)・3億6503万7951円(同1億4176万1911円増)となっており、対策として県は交通安全母の会会員による高齢者宅訪問活動や安全ニュースの発行、県警は「ちょっと確認電話」0120―508(これは)―878(わなや)の周知、県と県警で連携しての防犯メール、チラシ配布、ホームページなどによる広報活動を行っている。