
国内警備業界最大手のセコム株式会社が6日、美浜町の御坊自動車学校で第3回実践型交通安全講習を行った。
セコムの鈴木雅之近畿本部業務部長、安木康和歌山統轄支社長、彌政一郎和歌山統轄支社業務部長、新任のビートエンジニア(緊急対処員)ら15人が参加。御坊署の丸山誠交通課長があいさつし、白バイ隊員2人が講師を務め、「車を運転する場合はブレーキを踏める正しい座席位置に調整」「ハンドルは両手で持ち、腕は伸びきらない」などと話した。実際にセコムの車両を使った講習では参加者が運転席に乗り、助手席の白バイ隊員から車の死角について説明を受け、車両感覚や急ブレーキの訓練も行った。ビートエンジニアは通報があれば昼夜問わず現場に駆け付ける業務を担っており、安全運転の徹底へ気を引き締めていた。
セコムでは定期的に安全講習を実施しているが、白バイ隊員から直接指導を受ける講習は和歌山統轄支社だけ。安木支社長(54)は「本日直接ご指導いただいた内容はこれまで2回の講習をベースにしたさらに実践的なもので大変貴重な体験。伝授いただいた技能を今後の安全運転に着実に反映させてまいります」と話していた。