そなエリア東京で地震の揺れを体験(写真左)する町村会の首長ら

 日高郡町村会の視察研修が21日から23日まで、千葉や東京で行われ、6町長が参加した。

 22日の第46回全国土地改良大会・千葉の出席に合わせた日程で、小路哲生日高振興局長と事務局も同行。銚子市の洋上風力発電事業では32基を計画してすでに1基が試験的に建設されており、関係者から事業の経緯や今後の予定を聞いた。また、国の災害応急対策拠点となる東京臨海広域防災公園内の「そなエリア東京」は地震災害後の支援が少ない時間を生き抜く知恵を学ぶ防災体験学習施設で、地震の揺れなどを実際に体験。醤油発祥の由良町と関連があるヤマサ醤油工場も見学した。

 視察を終え町村会長の籔内美和子美浜町長は「洋上風力では試験的に建設された1基が魚礁になっていて、地元漁協も事業の推進に協力しているそうです。御坊沖でも計画されており、参考にさせていただきました。防災公園は内閣府と国交省が管理するすごい防災拠点だと感じました」と話していた。