きょう10月23日は、二十四節気の「霜降(そうこう)」にあたる。読んで字のごとく、霜が降りる頃という意味。秋が深まり、今までは露が草木や窓に付いていたが、この時期から気温がさらに下がり、露が凍って霜になる時期という。

 しかし、今年は暑さがまだ続いている。最近少し朝冷えしてきたかなと思っても、22日朝は出勤する際、車のフロントガラスに霜は降りず、露が付いていた。霜が降りるとぬるま湯を用意して、車全体にかけなければいけないという面倒な手間が増えるが、露だと運転するときにワイパー一つの動作で済むので楽でいい。この時期、なんといっても悩ましいのは服装。気温と服装の目安を調べてみると、25度以上は半袖、24度を下回ると長袖がよく、20度くらいになると薄手の羽織を登場させるとよい。15度になるとトレーナー、12度まで下がってくるとフリースやセーター。8度でいよいよ冬コートのお出ましといったところ。あくまで目安であり、個人の体感も違ってくるので参考程度に。
 毎朝、何を着ればいいのか迷う。朝は寒いので薄手のニット系がいいかと思っても、昼の2時は結構暑い。実は取材活動や新聞配達等で一番車を走らせているのが午後2時ごろ。直射日光が車にダイレクトに入り、車内はかなり気温が上がる。エアコンを効かせなければやってられない。

 二十四節気の話に戻って、霜降の時期は晩秋にあたるらしい。旬の食べ物は鮭や柿。鮭は産卵で川に戻ってくる時期で脂のりが控えめでさっぱり。柿は栄養価が高く、季節の変わり目で体調を崩しやすいこの時期には嬉しい果物。

 年々、季節感覚が混乱しつつあるが、せめてその季節らしい暮らしはしたい。(鞘)