20日昼、御坊市塩屋町北塩屋のレジャー施設「アドベンチャーリゾートMOUNTQ(マウントキュー)」で、四輪バギー車がコースを外れて転落し、運転していた大阪の50代女性が死亡した。

 亡くなったのは大阪市大正区の会社員、麥踏由香さん(54)。御坊署の調べによると、午後1時23分ごろ、麥踏さんが運転するバギーが規定のコースを外れて山の斜面に転落。約20㍍下のコース上に落ちた。麥踏さんは頭や足など全身を強く打ち、意識不明の状態で和歌山市内の病院に搬送されたが、約2時間後の3時23分に死亡が確認された。

 麥踏さんは友人と2人で1台ずつバギーを借り、未舗装の山道のコースを走行。幅約3㍍の上り坂で左側の盛り土を乗り越え、斜面を転落、さらに下の道に落ちたとみられている。後ろを走っていた友人が119番通報。同署は事故の原因や施設側の管理に問題がなかったかなどを調べている。

 同施設は昨年、グランドオープン。宿泊施設のほか、バギーやカヌーの体験を提供しているという。