先月29日投開票されたみなべ町長選では新人の山本秀平さんが初当選。32歳の若き新リーダーが誕生した。現職町長としては今年7月、埼玉県鳩山町長選で当選した28歳の小川知也さんに次いで2番目の若さ。県内では2008年の印南町長選で初当選した現県議の玄素彰人さんが、当時34歳で全国の現職町長では最年少だったことがあった。

 また、県内の歴代市町村長では1947年に33歳で当選した西牟婁郡旧三川村長の広瀬谷夫さんを抜いて、今回、山本さんが最年少。本人が言う通り「若過ぎる」「もっと経験を積まないと」などの声もあるが、若いからこその行動力、アイデア、思い切りのよさもある。先輩たちの助言にも耳を傾け、失敗を恐れず、まちの活性化に新たな風を吹き込むよう期待したい。

 激戦の熱が冷めやらぬまま、次は衆院選へと戦いの場は移っていく。15日公示、17日投開票の見通しで、和歌山新2区では参議院議員の世耕弘成さんがついにくら替え出馬の意向を固め、5日に正式表明。すでに楠本文郎さん、二階伸康さん、本間奈々さんが名乗りを上げており、4人での戦いの構図がほぼ確定。年齢別でみるとちょうど40、50、60、70代の各世代がそろった。

 特に自民党の政治資金問題で今期限りの衆議院引退となる二階俊博さんの後を継ぐ三男伸康さん、そして同じ政治資金問題で同党を離党した世耕さんとの保守分裂の戦いは全国的にも注目。ともに政治生命を賭けた譲れぬ戦いだ。2区でも人口が減少する中、地方創生、防災対策、農林水産業や商工業の振興など課題が山積。有権者にはふるさとの未来を託す候補者を、しっかり見極める責任がある。(吉)