新小学校の校舎として活用する和佐小学校の改築が着々

 日高川町の和佐、江川、山野、三百瀬の4小学校と川辺西小学校の玄子、早藤、蛇尾地区を校区とする統合校「川辺東小学校」が、来年4月に誕生する。現在は開校に向け、校舎として活用する現和佐小学校の改築工事が着々。校舎や体育館のリニューアルが進んでいる。

 校舎の改築では床、壁、天井を新しくするほか、外壁もきれいに塗り替えられる。各教室の空調機器も新しく取り替え、現在のランチルームを家庭科室にするなどの配置変更も行う。体育館は外壁を塗り替え、照明器具も新しくLEDに取り替える。いままで体育館にトイレがなかったため、近くにトイレを新設する。ほか、屋外の高圧受電設備(キュービクル)も取り替える。全体の事業費は約2億9000万円。来年3月末までに完了する。

 設計は和歌山市の株式会社岡本設計(坂本暁史代表取締役)、施工は山野の株式会社古部組(仲修美代表取締役)、山野の株式会社リレイションズ(仲とも子代表取締役)、御坊市の紀南電設株式会社(東濵貴史代表取締役)。


 町は小中学校の再編を進めており、今年4月には川原河、笠松、寒川第一の美山地区の3小学校が統合し、美山小学校が誕生。2026年4月には丹生、早蘇、中津、美山の4中学校が一つに統合され央和中学校となる。