現職小谷芳正氏の死去に伴うみなべ町長選と任期満了に伴うみなべ町議会議員選(9月24日告示、29日投開票)の立候補者説明会が22日、役場で開かれた。町長選にはすでに立候補を表明している2陣営のほか、別の2陣営が出席し、今回から定数が14から12に削減される町議選は現職10、元職1、新人3の計14陣営が出席。町長選・町議選ともに、選挙戦になることが確定的となった。
町長選は、立候補を表明している元町議の新人山本秀平氏(32)=晩稲=、会社員の新人平松重孝氏(52)=東岩代=に加え、新たな候補者を模索している2陣営が出席した。うち1陣営は、5選を目指し立候補を表明するも今月7日に死去した現職小谷氏の陣営で、小谷氏の遺志を継ぐ候補者の擁立に向け、人選が行われている。もう一方は天野仁町議が出席し、こちらも新たな候補者擁立に向け模索しているが、小谷氏の陣営と争う姿勢はなく、小谷氏の後継者が出れば一本化される見通しとなっている。
町議選に出席した新人は、今期で退職を表明している下村勤氏(80)=高野・5期=の後継として立候補する元自衛官川口輝樹氏(55)=市井川=、同じく退職を表明している谷本吉弘氏(66)=埴田・3期=の後継として立候補するイラストレーター松下恭子氏(46)=埴田=、農業﨑山晃市氏(54)=晩稲=の3人。元職は2016年から議員を1期務めた永井幸喜氏(63)=東本庄=。いずれも出馬の意思を固めており、このままいけば定数を2人オーバーし、選挙戦に突入する。
現職で出席しなかったのは下村氏、谷本氏と井口雅裕氏(70)=芝・3期=で、井口氏は現時点で態度ははっきりしない。