HPⅤ(子宮頸がん)予防ワクチンのキャッチアップ世代を対象にした国の無償化制度が今年度末で終了することを受け、御坊市は学校や医師会と連携し、接種を推奨している。
HPⅤワクチンは副作用などの懸念から国が2013年から積極的勧奨を差し控え、22年から積極的勧奨を再開。差し控えられている間に定期接種の期間が過ぎてしまった人の接種機会を確保するため、国は従来の定期接種(小学6年から高校1年)の対象年齢を超えて接種を行うキャッチアップ世代への接種無償化制度を導入している。無償化が今年度末で終了すれば、ワクチン接種の自己負担は最大8万円程度必要となる。
ワクチン接種は3回必要で、接種完了までに6カ月かかるため、夏休み中に1回目を打つことがタイムリミットとなっており、早めの接種を呼びかけている。先月27日に市役所で開かれた母子保健連絡協議会でも接種推奨の話があり、「チラシを渡すなど、対象となる本人に接種のチャンスがあることをしっかり伝えなければいけない」などの意見が出ていた。