来年の3月15日は、御坊市薗の本願寺日高別院の伽藍の大部分が再建されて200年の節目となり、地元の歴史研究家らが実行委員会を組織し、日高別院の歴史や文化、偉人の功績を学びなおし、地域の誇りと品格を取り戻すことを目的に、記念イベントを開催することが決まった。語り部と寺内町を歩くツアー、日高別院本堂で歴史を学ぶ構成劇などがあり、現在、語り部となる中高生を募集している。

 日高別院は1825年(文政8)3月15日、本山の京都本願寺に倣い、築地塀構えで正面に四脚門、中央に本堂、右に太鼓楼、左に鐘楼を配し、その他の書院、庫裡、経蔵、茶所なども含め、有田・日高地方に例を見ない大伽藍を擁する真宗寺院が再建された。

 来年3月、200年の節目を迎えるにあたり、劇団RAKUYU代表の松本こうじさんが代表となり、日高ヴィハーラ(ヴィハーラ=サンスクリット語で坊舎、精進する者の心の安住地)という会が発足。日高振興局の地域づくり補助金、青少年リーダー活動等支援金などを基に、古地図とともに歩く寺内町ツアー、日高別院での記念イベント、地域の物語のメディア化、若い世代の語り部育成と支援――などの事業を計画している。

 記念イベントは200年前の再建翌日の3月16日。新たに就任した現在の日高別院輪番による講話、御坊祭の地元御坊町の獅子舞、野点、雅楽、構成劇、けほん踊りなどのほか、学生たちの語り部集団による寺内町散策、キッチンカーのフードスペースなどを予定している。