22日に日本武道館で開催された全日本学生柔道優勝大会で、日高川町小熊出身の嶋田光紗選手(4年、22)が主将を務める明治国際医療大学=京都府南丹市=が女子団体で3位入賞した。嶋田選手は試合でも、国際大会の優勝経験がある選手を破るなど大活躍。創部8年目のチームを躍進させた。
大会は全日本学生柔道連盟などが主催。大学日本一の称号をかけた団体戦で、女子は全国から38校が参加し、トーナメントで熱戦を展開した。
明治国際医療大は、初戦の2回戦で平成国際大(埼玉)を5―0で下すと、3回戦で強豪の国士館大(東京)に2―0で勝利。嶋田選手は次鋒で登場し、2023年のベルギー国際柔道大会で優勝した五十嵐日菜選手を相手に、両足の巴投げで技ありを奪って大金星を挙げ、ベスト8入りに貢献した。次の準々決勝でも東京学芸大に2―0。準決勝では優勝した東海大(東京)に0―2で敗れたが、大会初出場で強烈なインパクトを残した。
嶋田選手は川辺西小学校卒業。小学1年から柔道を始め、通っていた御坊市の柔道整復師の勧めで湯浅町の道場に入った。中学は湯浅中で近畿大会出場、高校は徳島の強豪生光(せいこう)学園に進学し、インターハイ出場を経験した。
今大会は4試合で2勝2引き分け。大会を振り返り、「全員で優勝したかった。次の全国大会では絶対優勝したい」とさらなる活躍を誓った。