例年この季節になると、全国各地で水の事故が相次ぐ。今年も今月23日に神奈川県で友人を助けようと川に飛び込んだ24歳の男性が死亡。21日には栃木県で魚とりをしていた小学6年生の男の子が川に落ちて亡くなるという水難事故があった。そんな現場で救助に当たる消防の隊員。日高地方でも御坊市と日高広域の両消防が訓練を行っている。
警察庁のデータをみると、昨年の全国水難事故発生件数は1392件(前年比46件増加)、水難事故に遭った人は1667人(27人増加)。うち高校卒業に相当する年齢以上65歳未満が794人で全体の47・6%、65歳以上が578人で全体の34・7%を占め、中学生以下は177人(10・6%)だった。死者・行方不明者は743人(16人増加)。発生場所別では海が368人(49・5%)、河川が248人(33・4%)となっている。
日高広域消防によると、昨年の県内の水に関する事故は海が31件で死者13人、川が17件で死者7人、その他4件で死者3人。日高郡内でも、特に日高川流域で多発して3人が犠牲になっており、同消防は今年から水難事故防止パトロールを行っている。職員一丸となって「ストップ水難事故!」を目指し、管内の海岸や河川で警戒パトロールと啓発活動を実施。レジャー客らにライフジャケットの着用や飲酒後は入らない、子どもだけで遊ばない、子どもから目を離さないよう注意を呼びかけている。
潜水訓練の取材にライフジャケットを貸してもらった。「これで溺れないですよ」と職員。「これで溺れるようなところでは遊んではいけませんね」とバックルを止め、身も心も引き締まる思いがした。楽しく遊び、悲惨な事故を防ぐため、正しく注意しよう。(笑)


