
まつ毛パーマ、まつ毛エクステ、まゆ毛(アイブロウ)の3部門の技術を競う国内初の総合技術力実践型競技大会「Xコンペティション2024」で、御坊市で店舗を経営している近田絵里香さんと同じく熊代明子さんが予選を通過し、ファイナリストにエントリーされた。7月2日に東京で開かれる本選で日本一を目指す。
「自分の実力を知りたい」「実力を認められたい」などサロンワークでの思いを形にして、実用的でカリスマ性を競ってもらおうと美容メーカーが主催して初めて開催。
予選は写真やカウンセリングの内容などをまとめたテキストの書類審査が行われ、技術、見た目、その人に似合っているかなどをチェック。全国から860人の参加があり、まつパ50人、まつエク25人、まゆ毛25人のファイナリストを選出し、結果は今月8日に発表された。
近田さんはこの道に進むために美容師免許を取得し、7年前に御坊市内でlres.ericaを開業。今年5月には2店舗目のVOGUEもオープンしている。コンペティションには3部門すべてに応募し、すべてでファイナリストに選ばれた。今回の参加者の中で3部門すべてでファイナルに残ったのは近田さんただ一人。
熊代さんは元々美容師免許を持っており、資格を生かしたいと7年前に御坊市内でLⅰpineを開業した。近田さんと友人で、一緒にコンペティションに応募した。まつエク部門に絞ってエントリーし、審査員8人の満場一致で選ばれた。全参加者の中で満場一致は4人だけという。
本選は東京の会場で用意されたモデルに実際に施すサロンワーク型で審査する。制限時間1時間15分で、接客態度やカウンセリングなどもチェックされる。本選はまゆ毛とエクステが同時スタートのため、最大で2種目しか参加できず、近田さんはまゆ毛とまつパで臨む。近田さんは「いつも通りにやりたい」、熊代さんは「まずは自分の力を発揮して優勝を目指したい」とそれぞれ抱負を述べ、「地域の皆さんに美容に興味をもってもらうきっかけになればうれしい」と声をそろえた。