由良町議会は19日、開会し、山名実町長が2期目に向けての所信表明を行い、来年中に町政施行70周年の記念行事を実施したい考えを明らかにした。

 由良町は1947年(昭和22)に由良村から由良町となり、1955年(昭和30年)1月1日、白崎村、衣奈村と合併し、現在の由良町が発足した。所信表明では「来年1月1日に70周年を迎えることになり、記念行事などの準備を進めていきたい」と述べた。具体的な内容は未定だが、職員からアイデアを募っており、今後チームなどを組んで年内をめどに検討していく方針で、山名町長は「町を活気づけられるよう、盛大に行いたい」と話している。

 所信表明ではこのほか、紀伊由良駅の渋滞緩和と周辺まちづくり整備、廃校小学校の利活用、中央保育所跡への公園整備、ゆらっと紀州の機能強化、国道42号水越峠の改良促進、国道42号畑地内の歩道整備、由良小学校の移転先検討、町内一日周遊型観光の売り出しなど、掲げていた公約に取り組むことを述べた。