
日高川町和佐、和歌山南陵高校の体育館で6日、新しく制作された校歌のお披露目ライブが行われ、学校関係者や地域住民ら約200人が参加した。
同校は2022年5月、給与の未払いなどを理由に職員のストライキが発生。本部の学校法人南陵学園がある静岡県から生徒募集の停止命令を受けており、今回の新しい校歌の制作は学校再建に向けた取り組みの一環。
作詞は長崎県を拠点に音楽活動を行っている横川翔さんと熊本県出身の和燦(WARSAN)さん。作曲は神奈川県出身の人気レゲエグループ、INFINITY16。歌詞は「一歩前へ 今 手を繋ぎやれること」の出だしで始まり、「泥だらけのスニーカー履いて旅しようぜ くだらないことも笑いに変えようぜ」などのメッセージが盛り込まれ、全国的にも珍しいレゲエのリズム。発表会では甲斐三樹彦理事長が「悪いイメージを払拭し、新たな学校づくりを進めています。学校だけでなく、地域の皆さんの力添えもお願いします」とあいさつ。作詞と作曲した3人が、新しい校歌など約10曲をうたい、生徒らもこぶしを突き上げフェスのような盛り上がりをみせた。