79年前の1945年6月22日、美浜町浜ノ瀬や御坊市の名屋、天田に42発の爆弾が投下され、子どもを含む80人が犠牲になった空襲で、その空襲があった日の22日、浜ノ瀬住民会館で空襲体験者から話を聞く集いが開かれる。午後2時から。
86年度に卒業した御坊商工高校地歴部・社研部の部員たちが在学中、空襲の被害を調査。顧問だった中村隆一郎さん指導のもと、被害の状況や犠牲者一人ひとりの名前を調べ、文化祭で発表した成果を87年、「語り継ごう日高の空襲」という冊子にして発刊した。
今回の集いは、当時の部員ら1986年度OB会(前山輝代代表)が、悲劇を思い起こし、次の世代の未来に平和への思いを伝えようと開催。「ロシアのウクライナ侵攻やイスラエルによるパレスチナ・ガザへの空爆といった悲惨なニュースは私たちにとって他人事とは思えません」として、38年前の高校時代に戻り、あらためて空襲を体験した人たちから話を聞く機会を企画した。
高校生をはじめ、関心のある人ら、多くの参加を呼びかけている。希望する人は元顧問の小田さん℡090―3895―7959。