先月、由良町大引の旧白崎小学校で子ども食堂がオープンした。旧白崎小で食堂「しらしょう」を運営している一般社団法人紀州の環と大引自治会の取り組みで、初日は子どもを中心に140人が訪れる人気ぶり。オープンと同時に子どもたちが行列をつくり、入場をまだかまだかと待った。食事はバイキング形式で鶏の唐揚げ、ハンバーグ、コロッケ、カレー、フライドポテトなど子どもに人気のメニューが並び、好物を皿に山盛りにする姿も見られた。

 子ども食堂とは低価格や無料で食事を提供する場所だが、場所が白崎で衣奈や由良地区からは子ども1人では来られないため、来場が少ないのではと心配もしたが、全くの大盛況だった。

 ここまで子どもたちが多く集った理由には、場所がもともと小学校だったということが大きいだろう。校庭には遊具があり小学生を中心に走り回る姿が見られ、また体育館も開放され中学生や高校生が球技などを楽しんでいた。白崎小の卒業生たちも多かったが、町内3校が統合しているので他地域の友達も呼び、一緒になって遊んでいたのだろう。

 友達と走り回ってお腹をすかせては子ども食堂で満たし、再び遊びに飛び出していく。在りし日の昼休みのように子どもたちの元気な声が響き渡る旧白崎小学校の姿に、廃校の有意義な有効活用法の一つではないかと感じた。(城)