花束を掲げて職員らの出迎えに応える三浦市長

 今月26日の御坊市長選挙で一騎打ちの戦いを制した現職の三浦源吾氏(64)が30日初登庁し、2期目の市政運営をスタートさせた。

 庁舎前では職員や一般ら約50人が拍手で出迎え、職員の岡本理沙さんと原田偲緒里さん、選挙でウグイス嬢を務めた山本零子さんが花束贈呈。三浦市長は多くの歓迎に感謝し、「市民の支持と期待に対してあらためて市長としての使命と責任の重さに身が引き締まる思い。全身全霊を傾け、市長の職務に励みたい」と決意新た。市民が「生まれて住んでよかったまち御坊、だれもが住みたいまち御坊と思ってもらえるまちづくりの実現が私のマニフェストの究極の目的」とし、防災対策の強化、特殊詐欺被害防止、市制施行70周年事業の実施に意欲をみせた。

 消防署建て替えや老朽化が進む市斎場など莫大な予算がかかる公共施設や市営住宅への対応、少子高齢化に伴う人口減少など課題に果敢に取り組んでいく姿勢を示し、ATM(明るく、楽しく、前向きに仕事)を信条に「職員とともにまちの声を聞き、市民の皆さんと一緒になってマニフェストを一つひとつ実現していきたい」と述べた。