由良町自主防災会協議会(内芝善明会長)と町は25日、体育センターで感染症対策をとった避難所の運営訓練を行い、各地区の自主防災会メンバーら60人がパーテーション設置などを学んだ。
コロナや大雨で中止が続き、4年ぶりの開催。町社会福祉協議会メンバーも参加し、町と災害時相互応援に関する協定を結んでいるかつらぎ町の防災担当職員も指導に加わった。
段ボールによるパーテーション設置では、複数の段ボールをクリップで繋いでいき3平方㍍の1人分のスペースを作った。参加者は「簡単に作ることができ、思ったより広い」と話し、指導の職員は「寝るスペースや荷物を置くためにこれくらいの広さが必要です。車いすや倒れた人の運搬などのため、通路は1㍍は空けましょう」などと説明した。
感染症対策では受付時の検温や健康チェックを行い、異常がある場合は、医療機関の診療を促したり別スペースに誘導したりすることなどを確認した。このほか土のうの作製、起震車体験があった。