表彰状を手に高垣社長

 バス会社で一定期間無事故だった事業所をたたえる国土交通省近畿運輸局長表彰に、由良町里の中紀バス株式会社(高垣太郎代表取締役社長)が選ばれた。同社は30年間の無事故となり、今回の受賞22社の中で最長となった。

 表彰は1954年から始まり、会社が所持する車両数に応じて6カ月から5年を1期とし、毎期表彰している。中紀バスは2年半が1期となっており、1994年4月1日から無事故を続け、今年3月31日で11期30年となった。

 同社の車両数は路線バスや観光バスなど42台、従業員数は約30人。車両には車線逸脱を感知する警告装置やドライバーの急病などに対応する「ドライバー異常時対応システム」、速度や急ブレーキなどの運転状況を管理する「デジタルタコグラフ・ドライブレコーダー」など最新の装備を搭載しているほか、乗務員向けの研修やドライブレコーダーの映像を使った危険時の対応勉強会など、ハード、ソフトの両面で安全対策を実施してきた。

 高垣社長は「従業員やご利用いただくお客さまのおかげで30年無事故を続けることができました」と感謝し、「今後も先代から築き上げられてきた安全への取り組みにDXなど新たなシステムを取り入れて、安全への姿勢を継続し、次期も受賞できるよう気を引き締めていきたい」と話している。

 表彰式は12日に大阪合同庁舎(大阪市)で行われ、日笠弥三郎近畿運輸局長から表彰された。