開所式であいさつする皆川理事長

 社会福祉法人太陽福祉会(皆川敏治理事長)が、日高町志賀地内に新しく整備した生活介護事業所「インクルひだか」の開所式が6日、同施設で行われ、関係者ら65人が出席して完成を祝った。

 皆川理事長はあいさつで、障害がある人もない人も違いを認め合い、共生社会を目指すインクルージョンから名づけたことを説明し、「すべての人が支え合い、共生できるよう施設を運営していきたい」と決意を述べた。来賓の日高町の松本秀司町長や日高振興局健康福祉部の松本耕次部長も祝辞を述べた。事業経過報告のあと、設計の株式会社スタジオパートスリー(御坊市、中道哲也代表)、施工の中平建設株式会社(湯浅町、中平孝治代表)に紀州材で作った感謝状を贈呈。利用者を代表して中川貢さんが「新しい施設で毎日楽しく過ごしたい」とあいさつし、出席者で乾杯した。

 新しい施設は日高中学校の道向かいに完成。今後は同校生徒や地域との交流も深めていく。