日高町は3日、日高町方杭、「温泉館『海の里』みちしおの湯」の昨年度1年間(4月から3月末)の入館者数をまとめた。総数は4万2493人で、前年度から2033人増加した。

 月別では8月の5777人が最も多く、次いで7月の5171人。最も少なかったのは12月の2374人。8月は最も来館者の多い盆期間中に悪天候となり、前年より少なかったが、子ども向けのガチャイベントを開催したり、アサギマダラの飛来時期に西山ウオーキングと温泉入浴を初めて実施するなど、閑散期を中心に来館者増につながる事業を積極的に展開したことが増加につながった。企画まちづくり課では「地道な取り組みでPRした効果があったと推察されます。今年度ももっと多くの人に知って、来てもらえるように頑張っていきたい」と話した。

 温泉館は00年6月にオープン。初年度(10カ月)に10万6021人、01年度は最多の10万7893人を記録した。その後は減少傾向が続き、18年度に3万人台となったが、20年度に再び4万人台へ回復。23年度末の累計は151万3816人。