教え子たちと思い出話に花を咲かせる龍神さん

 元日高高校バレー部監督で、女子春高バレー全国大会に二度導いた龍神秀夫さん(75)=美浜町吉原=の日本バレーボール協会功労者表彰受賞を祝う「龍神先生を囲む会」が24日、御坊市の花ご坊で開かれ、教え子ら45人が参加して思い出話に花を咲かせた。

 日高高校バレー部OB会(上出均代表)が主催。上出代表は龍神さんの受賞を紹介し「先輩、後輩がたくさん集まっていただきましたので輪を広めたい。龍神先生を囲んで楽しいひとときを過ごしましょう」とあいさつした。OB会の中村泰介顧問の発声で乾杯し、和やかに歓談。久しぶりに会う教え子たちからひっきりなしに祝福の言葉が送られ、笑顔と笑い声があふれていた。

 花束や記念品を贈られた龍神さんは「生徒や保護者はもちろん、現役時代は全国200校近い学校と交流させてもらい、本当に多くの人との出会いがあったからやってこられました。これからも日高高校バレー部の試合観戦を楽しみにしています」とあいさつした。

 龍神さんは1971年、22歳で日高高校教諭となり、和歌山黒潮国体や沖縄特別国体では教員チームのセッターとして優勝に貢献。選手、指導者、協会の役員として半世紀以上にわたり、和歌山県のバレーの向上、普及、発展に尽力している。