デンマークを訪問するメンバー(前列左から森口さん、村上さん、玉置さん、及川さん、後列左から聶さん、柏木君、池田君、岡本君)

 日高高校が姉妹校提携を結んでいるデンマークのフレデリクスハウン高校との相互訪問交流は、2019年を最後にコロナで中止していたが、5年ぶりに再開する。3月2日から日高の生徒10人がデンマークを訪れ、現地で生徒と交流する。

 両校は国際理解教育の一環として2009年から交流を始め、10年には日高高校の生徒らが訪問。11年にフレデリクスハウン高校の訪問団が来校した際、姉妹提携を締結。以降、両校の生徒が隔年で訪問していたが、2019年以降はコロナの影響で行っていなかった。

 今回訪問するのは2年生の及川真未さん、岡佳亮君、岡本太一君、柏木洋一郎君、玉置みうさん、中村壮太君、村上ななみさん、1年生の森口園乃子(そのこ)さん、池田明州哩(あすり)さん、聶(にん)千惠さん。2日から12日までの10泊11日でホストファミリー宅に宿泊しながらフレデリクスハウン高校の生徒と交流するほか、1957年に日ノ御埼沖で日本人を助けるために命を落としたヨハネス・クヌッセン機関長の縁の地も訪問する。すでにSNSを通じてホストファミリーとは交流している。

 訪問生徒の一人、岡本君は「附属中生のころにデンマークの生徒が来校し、とても楽しかった思い出がありますので、今回交流できるのが楽しみ。SNSを通じて日本の料理を作る約束をしています」と訪問の日を待ちわびている。