ラーメンを食べる親子

 印南町のかえるの港で10日、食のイベント「和食道(わしょくどう)発酵食グランプリ~ラーメンフェス~」が開催され、県内5つの人気ラーメン店が参加。「発酵」をテーマに自慢のオリジナルメニューを来場者に提供した。

 和食に欠かせないかつお節の発祥地として、地域の食の観光資源をつくるため、かえるの港を運営する株式会社和みが開催。今年で2回目。ramen BIRDMAN(御坊市)、和dining清乃(有田市)、麵屋丈六(和歌山市)、豚骨中華そばがんたれ(同)、麵屋みやび(同)の5店が出店し、発酵食のしょうゆ、みそ、かつおだしなどを使った趣向を凝らしたラーメンを提供した。

 人気店が一堂に会する機会を逃すまいと、県内外から多くの人が訪れ、試食チケットを購入するために長蛇の列をつくっていた。和歌山市から来たカップルは「普段から県内の各店に行っていて、一度に食べられるのはうれしい」、地元印南町の親子は「子どもがチャーシューが好きで、たくさん食べられて喜んでいます」と話していた。

 グランプリは来場者の投票で決定。投票の結果、ramen BIRDMANの「信州味噌白湯SOBA」がグランプリに輝いた。

 ラーメン以外にも、印南町の特産品販売のブースも設けられ、大にぎわいだった。