フランスなどの高校生とWebで交流

 農業高校の生徒を対象にした農林水産省の日仏農業教育連携事業で8日、Webの交流会(参加校全体会)が開かれ、南部食と農園科の2年生3人が意見を発表した。

 南部を含めて日本10校、フランス6校の計16校が参加し、テーマごと4グループに分かれて交流。南部は栃木県の鹿沼南、フランスのユージェニー・ジュベールとの3校で、「農業の理解を深めるため農業高校にどんな授業があればいいと思うか」をテーマに英語で意見を交換した。

 南部からは、加工流通コースの吉田有彩さん(17)、調理コースの安樂ひなた君(17)、園芸コースの横畑光洋君(17)が参加。吉田さんは企業の協力を得て加工品や料理の商品を開発、販売する授業で「企業の方に乳製品の製造法や販売法について教えてもらえる授業がほしい」、安樂君はさまざまな国の料理を学ぶ授業で「その国の文化や伝統を知り、アレルギーがある人でも食べられる料理を増やせれば」、横畑君は農業のロボット化・データ化の授業で「学校での作業や授業はアナログが中心。ロボット化、データ化の勉強をすることで、将来の役に立つのでは」と提案した。

 それぞれ意見をまとめ、英語での発表を練習。横畑君は「他の2人もよく話せていたし、それぞれ言いたいことは伝えられたと思う。英語でのやりとりは難しかった」と話していた。