7市町の首長らが協力しておにぎりの魅力を発信(右から3人目が小谷町長)

 全国からおにぎりにゆかりの深い食材の産地の自治体が集まる初の「おにぎりサミット」が2日、東京で開かれ、梅の産地を代表してみなべ町の小谷芳正町長が参加した。

 昨今、全国各地でおにぎり専門店が増加し、海外でもフランスを中心におにぎりがブームになっている。おにぎりサミットは神奈川県鎌倉市にある一般社団法人おにぎり協会が主催。みなべ町(梅干し)のほか、新潟県村上市(鮭)、同県南魚沼市(米)、富山県魚津市(カニ)、埼玉県深谷市(ネギ)、愛媛県今治市(塩)、福岡県柳川市(海苔)が参加した。

 サミットには、各自治体の首長が出席し、おにぎりを通じたまちづくりの推進を進めるための署名式が行われた。小谷町長は「日本一の梅の里、みなべ町」をアピール。収穫期に都市部から人が訪れるワーケーションの取り組みや梅干しおにぎり条例を紹介し、「ぜひみなべ町にお越しください」とスピーチした。

 コラボメニューも発表され、象印マホービン株式会社は2025年大阪・関西万博で、みなべ町の梅、深谷市の深谷ネギを使ったおにぎりメニューを販売すると発表。田辺市の中田食品は東京・浅草の飲食店とコラボしたバレンタインおにぎりを発表した。3月2・3日は、東京都のJR小岩駅前の商業施設でみなべ、南魚沼、魚津の3市町のプロモーションイベントも予定されている。