先月29日に死去した株式会社日高新報社の津村尚志代表取締役会長(享年82)の通夜が1日、告別式が2日、美浜町のメモリアルウエストで執り行われ、各界から多くの人が参列した。
喪主の長男亮氏は通夜のあいさつで、家庭を顧みず、会社と役員を務めていた各種団体の事業のほか、宮子姫や御坊の寺内町、有間皇子などの歴史、文化遺産を生かした地域おこし、日高地方や和歌山の発展に情熱を燃やした父の生涯を振り返り、「遺族、親族、並びに故人が愛した日高新報社、和歌山新報社に故人と同様のご厚情とご指導たまわりますようお願いいたします」と述べた。祭壇には白い蘭や百合、菊などの花とともに笑顔の遺影が飾られ、参列者が焼香した。
式場の1階には津村会長が愛用したゴルフウェアやクラブ、両新聞社が制作した津村会長の追悼号外などが展示されたメモリアルコーナーも設けられ、故人をしのんだ。