梅の花を楽しむ家族

 「一目百万、香り十里」といわれる梅の名所、みなべ町晩稲の南部梅林が27日にオープン。今年は開花も早く、すでに見頃となっている梅の花を楽しもうと、初日から多くの人でにぎわった。

 午前8時に開園。訪れた人は梅の香りが漂う園内をゆっくり散策したり、ペットを散歩させたり、写真を撮るなどして楽しんでいた。期間中は土産物屋やキッチンカーも多数出店。梅干しや朝採れ大根の販売があり、いももちの店の前には行列もみられ、猿まわしなどのイベントも行われた。

 毎年家族で訪れているという晩稲の中嶋司さん(32)は、「期間中はいろんなお店もあるので、休みの日はいつも楽しみに来ています」と話し、娘の充希ちゃん(2)、柚希ちゃん(1)も梅の花に触れ笑顔を見せていた。

 開園期間は3月3日までの予定だが、花の状況により早まる可能性もある。運営する梅の里観梅協会によると、現在は7分咲きで、2月いっぱいまで楽しめそうだが「なるべく早めの来園を」と呼びかけている。

 入園料は大人300円、小学生以下100円。開花状況やイベント情報などは観梅協会のホームページやインスタグラムで確認できる。