すでに4分咲きの南部梅林(20日)

 「一目百万、香り十里」といわれるみなべ町晩稲の南部梅林が、27日からオープンする。今年は平年より梅が早く咲いたため、2月上旬が見頃になりそう。

 南部梅林は広大な梅畑一面に咲く白い花が見る人を魅了。昨年はコロナ禍での中止を経て3年ぶりにオープンし、約3万人が訪れた。

 今年は梅の咲き始めが平年より早く、梅の里観梅協会によると、オープン1週間前となる20日時点で4分咲きの状態。7分咲きからの見頃は2月に入ってすぐになりそうで、10~12日の3連休がピークになると予想している。平年は2月20日ごろが満開になるが、今年は2月中に終わってしまう可能性もあるという。

 オープン期間中は各種イベントも充実。2月12日は上南部中生の梅林太鼓、23~25日の3連休はよさこい踊りや音楽イベントもある。2月中の土日は午後2時から梅林公園でもち投げも行われる。

 入園は車の進入が不可。入園門手前の有料駐車場、または南部駅からの臨時バスやタクシーを利用するよう呼びかけている。観梅協会の中本宏会長(66)は「今年はぜひお早めにお越しください」と話している。最新情報はホームページやインスタグラム(@minabe_bairin)で確認を。

 期間は開花状況によって変更あり。入園料は中学生以上300円、小学生100円で、現金のみの取り扱い。ペットの入園もOKとなっている。問い合わせは梅の里観梅協会℡0739―74―3464。