花束を贈られた山田さんと岡本会長(前列左)、三浦市長(同右)、家族

 御坊市の三浦源吾市長と同社会福祉協議会の岡本恒男会長は10日、この日で満100歳となった山田アイさんを熊野の自宅に訪問。記念品を贈って長寿を祝った。

 山田さんは大正13年(1924)、御坊市藤田町吉田に生まれ、若い頃は夫と農業に忙しく働いてきた。子ども3人、孫12人、ひ孫7人で、今は農業を継いだ長男の啓治さん(74)夫婦、孫夫婦、小学生のひ孫3人と8人の大家族で暮らす。

 元気でなんでも食べ、ハンバーグなど肉類が好物。家族の手助けを受けながら身の回りのことは自分でしている。耳は少し遠いが目はよく、老眼鏡なしで新聞なども読む。

 三浦市長はカーネーションやカスミ草の花束、岡本会長は胡蝶蘭の鉢を贈って「お顔の色もよく肌がつやつやですね」「きょうは十日えびすですがえびす様のようにふくよか」など言葉をかけ、山田さんは笑顔で「ありがとうございます。家族がやさしくしてくれて、幸せです」など答えた。