笑顔でバルーンリリース(日高町)
抽選会で景品を手に喜ぶ女性(美浜町)

 8日の成人の日を前に、日高町と美浜町で4日、日高地方のトップを切って「二十歳の集い」が行われた。両町の式典会場とも、あでやかな振り袖姿の女性、りりしいはかまやスーツ姿の男性が集まり、久しぶりに再会する友達もいて、笑顔の花が満開。式典では、誓いの言葉や福引、バルーンリリースなどを行い、大人の責任と自覚を胸に晴れやかな表情で門出を祝った。

 日高町の「二十歳を祝う式典」は、農村環境改善センターで行われ、対象者95人のうち男性41人、女性34人の計75人が出席。松本秀司町長は式辞で「明るい未来を切り開くのは、いつの時代も若者の柔軟で斬新な発想と行動力。社会のため、人のために良くなると思ったことに向かってどんどん進んでいってほしい。何事にも失敗を恐れず、情熱と希望を持って一度しかない人生を心豊かに歩んでほしい」とエールを送った。出席者を代表して野上稀衣さん(志賀)が記念品を受け取り、楠本彩乃さん(萩原)が「大人としての自覚と責任を持ち、愛情を注いでくれた親や家族、地域の皆様に感謝し、社会に貢献できる人間になります」と誓いの言葉。﨑山香輔さんの合図で風船を空に放した。

 美浜町の「祝二十歳の集い」は中央公民館で行われ、男性30人と女性28人の計58人が出席。籔内美和子は式辞で「『伝える力』と『聴く力』を鍛え、良好な人間関係を築くためのコミュニケーション能力を高め、積極的に挑戦、自分の行動の善し悪しを見極めて行動できる人になっていただきたい」とエールを送った。出席者を代表して佐々木健太さん(吉原)が記念品を受け取り、米田友さん(和田)が「私たちが夢や希望を持ってもらえるような存在になれるよう人生を歩んでいく」、得津美色さん(同)が「感謝の気持ちを忘れず、自分の行動に責任を持ち、社会に貢献していく」と誓いの言葉。小川陽大さん(吉原)が謝辞を述べ、アトラクションとして家電が当たる抽選会で盛り上がった。