国道沿いで販売されている干しウツボ

 印南町西ノ地の国道42号沿いに、今年もウツボの天日干しの無人販売所が登場した。小屋の軒先に揺れるウツボが、ドライバーや歩行者の目を引いている。

 地元でイセエビなどの刺し網漁をしている寺下定さん(61)が、作業小屋の一角で3年前から販売。その光景の珍しさに販売所には他府県ナンバーの車もよく止まり、ここを目当てに訪れるリピーターもいる。

 干物は寺下さんがはえ縄漁で獲ってきたウツボを竹串で開いて干している。値段は大きさによって異なり、500~1000円で販売。調理法を記したレシピも一緒に設置している。鍋に入れるもよし、素揚げにして塩で食べるのもオススメだそう。

 無人販売だが、寺下さんが小屋の中で作業をしている時は対応することも。販売期間は3月末までを予定している。