2部を制したオレンジサンライズのメンバー

 県社会人サッカー2部リーグの全日程が終了し、みなべ町や田辺市を拠点に活動する南紀オレンジサンライズが全勝優勝。来シーズンからの1部リーグ昇格を決めた。

 2部リーグは6チームが2回のリーグ戦を行った。サンライズは10戦全勝、勝ち点30を獲得。2位の勝ち点17を大きく引き離し、総得点44点、失点わずか2点とぶっちぎりだった。

 「サッカークラブ×移住×農業」をスローガンにかかげ、メンバー全員が県外から紀南地方に移住し、農業を中心に地元企業で働きながら地域貢献を目指す社会人クラブ。日本一の梅産地みなべ町では収穫時期の人手不足が大きな課題となっているが、働き手となるメンバーもいて、課題解消への一助となっている。

 今シーズンは2部優勝と全国社会人サッカー選手権和歌山大会制覇という目標を達成。森永純平代表(33)は「最低限の目標はクリアできたが、県外の強豪チームには苦戦を強いられることが多く、収穫と課題が見えた1年だった」と振り返り、「来季はいよいよ関西リーグ昇格を目指す1年。さらなるレベルアップを図りたい」と抱負を述べ、「サッカー以外では地域活動に参加したりイベントに呼んでもらえる機会が増えた。今後も地域に必要とされるクラブを目指す」と話した。

 メンバーは次の皆さん。
 澤村陽一郎、石川瑛、水本龍之介、殿垣賢介、竹川恭平、中尾悠大、奥田宗幸、川中涼、阪本匠馬、角田虎太郎、江藤祐也、寒川天生、中尾有矢、根本悠亮、山本莉王、清水威臣、古賀洋之、林竜雅、小池捺生