きゅうりのデザート

 美浜町と一般社団法人煙樹の杜が力を合わせ、まちの看板商品にしようと、特産のキュウリを使った新しいケーキ「きゅうりのデザート」を開発し、15・16日、吉原公園松てるわ広場内のガラスボックス松カフェで実食イベントを行う。昨年のマカロンをもとにした3層のケーキ。この夏、大人気となった「みおラーメン」とともに、地域住民に実際に食べてもらって発売につなげる。

 昨年度、観光事業の一つ「看板商品創出事業」でキュウリを使ったマカロンを開発。そのペーストをもとに第2弾として、地域おこし協力隊の山口エリック剛さん(33)と煙樹の杜が協力し、新たなデザートづくりに挑戦した。

 完成したケーキはチーズをベースにした濃厚クリーム、キュウリの粉末を使ったパウンドケーキ、ホワイトチョコベースのキュウリクリームの3層。無料で50食を用意する。

 実食イベントには、今夏に京都外国語大学グローバル観光学科2年生がNPO法人日ノ岬・アメリカ村、御坊市のイタリアンレストラン「L’Albero」(アルベロ)と連携、開発し即完売だった特産イセエビ使用のご当地ラーメン「みおラーメン」も1200円で復活販売(100食限定)。イベントは15日が午後5時半~8時、16日が午前11時~午後2時、5時半~8時で、売り切れしだい終了する。

 主催は町防災まちづくりみらい課。「キュウリを使った3層のケーキが完成、ぜひご賞味ください。ラーメンは官民学で開発した思いの詰まったもの。この一杯から三尾の魅力がたくさん伝わりますように」と呼びかけている。問い合わせは同課℡0738-23-4902。