住民代表の声に応えて考えを述べる岸本知事

 岸本周平知事が地域の代表者と直接、意見を交換するタウンミーティングが5日、由良町役場で行われ、観光について岸本知事は「白崎を大ブランドにしていきたい」との展望を述べた。

 由良町からは観光、建設、農業、漁業、子育てなど各分野の代表者ら9人が出席し、それぞれ順番に要望等を話した。観光では北海道など遠方からの観光客がいることのアピールや道路の景観整備を求める声などがあり、岸本知事は「由良町は海、山、川、農業、漁業とコンパクトながらすべて揃い、観光のポテンシャルが高く、そして白崎海岸はすごいところ」と評価し、「インバウンドも定番の京都などを観光し終えたリピーターが増えており、次の訪問場所として和歌山がチャンス。白崎にも来てもらいたい」と述べた。

 漁業では海の環境が変わる中、条例が昔のままであることやマナーの悪いプレジャーボートへの対応を求める声もあり、岸本知事はそれぞれ早急に検討する考えを示した。