展示している作品と中川さん㊨と木村さん

 人気絵本「わすれんぼうのサンタクロース」などを描いたイラストレーターの中川貴雄さん(44)=御坊市湯川町富安=が本町商店街にオープンしたトリノスギャラリーで10日まで、縁起物をテーマにした展覧会「笑門福来」が催されている。

 中川さんと、幼なじみの木村泰大さん(43)、川崎一盛さん(43)のユニット「百鬼夜行」が昨年、妖怪をテーマに開いた展覧会に続き2回目。中川さんが水彩とアクリル絵の具、木村さんがペンと墨、川崎さんがデジタルでそれぞれダルマやカエル、招き猫、龍など約70点を描いており、温かみや緻密さ、迫力あるタッチなど3人の個性が楽しめる。紙粘土やスタイロフォーム(発泡スチロールの一種)を使った小物約60点も展示。いずれも希望者に販売している。

 中川さんは「最近は暗いニュースが多いですが、来年に向けて福を招けるようぜひ見に来てください」と話している。展示時間は午後1時から5時まで、最終の日曜は午前10時から午後5時まで。