日高川町生活研究グループ美山支部(竿本千明支部長)は4日、熊野川地内の休耕田で農業体験ツアーで訪れた参加者らとイタドリの畑づくりに取り組んだ。

 御坊市の中紀バス観光社の協力で、今回のツアーを企画。大阪から13人が参加し、生活研究グループのメンバーら25人と一緒に作業した。

 畑づくりは県林業研究試験場の職員が指導。ツアー客も鍬を使って畑を耕したり畝作りに汗を流し、みなべ町の株式会社藤原農機の協力でトラクターの乗車も体験した。今回の畑には来春、イタドリの苗を植え、3年後から収穫ができるようになるという。

 生活研究グループはイタドリの惣菜「ごんちゃん」を加工販売しているが、近年はシカによる食害で採取量が激減。10年前からは耕作放棄地を開拓し、畑でイタドリを栽培している。今回の畑は7カ所目。