南高生と協力してイモを掘る園児

 みなべ愛之園こども園(神谷羊子園長)の4・5歳児クラス84人は31日、南部高校の農園でイモ堀り体験を行い、高校生と協力しながらサツマイモを収穫した。

 青少年町民育成会議(天野仁会長)が企画する毎年恒例の行事。サツマイモは南高の食と農園科園芸コースの生徒らが苗を植え育ててきた。当日は園芸コース2・3年生22人が園児らをサポート。畑には園児の顔ほどもある大きなサツマイモが育っており、傷つけないようスコップで丁寧に土を掘り起こした。

 約1時間作業し、コンテナ十数杯分が収穫できた。こども園の川口瑞葉ちゃん(5)は「楽しかった、おいもの料理が食べられるのが楽しみ」、高校生の山西瞳生君(2年)、石神咲人君(同)は「子どもたちが一生懸命頑張ってくれて、こっちも元気をもらえました」と笑顔。

 掘ったサツマイモは園児らが家に持ち帰ったほか、園のおやつとしても出されるという。