水槽からカスザメを持ち上げる児童

 県漁業士連絡協議会まき網部会のお魚教室が30日、塩屋漁港で開かれ、塩屋小学校5年生20人が参加した。

 漁師たちが水揚げしたアジやサバ、タイのほか、アカエイやシロザメ、カスザメなどを水槽に入れ、子どもたちがふれあい体験。恐る恐るタッチする子もいれば、「大物獲ったぞ~」とばかりに手でつかんで持ち上げる子も。日高地方の漁業についての話を聞いたあと、昼食用にしらす丼を自分たちで作り、脂の乗った新鮮なカンパチの刺し身とともに味わった。

 塩屋小のOBでもある同協議会の塩谷昇会長は、「海に近い塩屋の子どもたちでも近年は魚に触れる機会が少なくなっていると思います。地元の漁業とともに、本当においしい魚の味を知ってもらえれば」と話していた。31日にはわかば保育園でもお魚教室を開いた。