建設が進む陽だまりホームの2棟目

 社会福祉法人県福祉事業団が印南町西ノ地地内で建設を進めてきた障害者支援施設のグループホーム「陽だまりホーム」の2棟目が近く完成、12月1日にオープンする。来月26日には関係者を集めた内覧会も行われる。

 3期にわたる障害者福祉サービス施設の高台への整備計画で、2021年に陽だまりホームの1棟目(第1期)、22年に生活介護事業サービス所(第2期)が完成しており、今回の2棟目の完成で計画が完了する。場所は切目小学校西の上道改良住宅の一角にある町有地。

 今回完成するグループホームは元々、御坊市藤田町にあったが、施設が洪水の浸水想定区域に該当しているため、事業団が高台への移転を検討。移転先を探していた中で、福祉のまちづくりを進める印南町が町有地を無償貸与し、西ノ地への移転が実現した。

 陽だまりホームは精神・知的障害者が入居の対象で、2棟目の定員は7人。移転前の定員より3人増やし、すでに地元の入居者を受け入れている。共同生活援助を行う施設で、リビング・ダイニングの共同生活を営む場所のほか、各居室には浴室とトイレが付いており、主に夜間に生活の援助や介護を行う。また短期入所者(定員1人)も受け入れ、介護をする家族の休養をとる支援にもつなげていく。設計・監理は寺前則彦設計室、施工は巧細川組。

 県福祉事業団は陽だまりホームの職員を募集している。資格の有無は問わない。問い合わせは℡0739ー47ー6640。