数見代表㊧に教わりながらゆら早生を選別する3人

 福岡県の一般社団法人九州のムラの「ムラ暮らしインターン2023」で、滋賀県、愛知県、茨城県から男女3人が由良町を訪れ、農作業などを体験した。

 農業に興味がある人や田舎暮らしに興味がある人などを対象に実施している企画で、今年で3年目。参加したのは20代の男性1人、40、50代の女性2人。プログラムは22日から28日までの1週間で、農作業などを体験し、門前と戸津井にある由良町地域おこし協力隊の鈴木亮哉さんの古民家で宿泊した。

 25日には三尾川地内の数見農園の倉庫でミカン「ゆら早生」の選別を行い、3人は数見隆一郎代表から見分け方を教わった。堀口達葵さん(23)は、「将来、地方への移住を考えており、大学のサークルの先輩から勧められて由良町を選びました。ミカンの収穫や選別はやったことがなかったので、勉強になりました。由良町は白崎で見た星空がきれいで、興国寺は歴史を感じることができ、海も山もあって魅力を感じました」と話している。

 3人はシラスの釜揚げなども体験。今回はプログラムの前半で、来年1月14日から20日まで後半があり、八朔やブロッコリーの収穫、ニンニクのマルチ敷きを予定している。