大空小でのエピソードを話す木村さん

 日高高校附属中学校は19日、全学年を対象とした講演会を開き、大阪市立大空小学校の初代校長として、子ども同士の個性を生かした学び合いの教育に取り組んだ木村泰子さんを招き、「『みんなの学校』が教えてくれたこと」をテーマに聞いた。

 大空小は2006年、大阪市住吉区に開校。「すべての子どもの学習権を保障する」という理念のもと、障害の有無に関わらずすべての子どもたちが同じ教室で学んでいる。

 木村さんは授業中に大声を出す「まあちゃん」や友達に暴力を振るう「まさき」らと向かい合ったエピソードを紹介。生徒たちに「普通の反対は?」と問いかけ、生徒たちが「異常」「特別」などと答えると、「そういう言葉は『普通』があるから出てくる。だから普通は捨てました。他人と違うことに優劣や上下はない」と述べ、互いの違いを理解し、尊重し合う必要性を訴えた。