日高地方で生活する外国人に日本語を教えるボランティアを養成するため、県国際交流センターの日本語ボランティア研修会が20日、御坊市の日高振興局で開かれた。
県内にはさまざまな国の外国人が在留しており、センターは県内各地域で外国人を対象とした日本語教室を開いているが、御坊・日高地域にはなかった。今回、唯一の空白地域を解消しようと初めて開かれ、40人が参加した。
共催の国際交流基金関西国際センター職員が講師を務め、外国人が日本で生活や仕事をする際に必要となる基礎的な日本語のコミュニケーション力を身につけるための教材に沿って、外国人のコミュニケーション力アップへどのように支援すればいいかを指導した。参加者は外国人を雇用している会社の社員や今後ボランティアとして活動しようとしている人が多く、グループに分かれ熱心に取り組んだ。最後は日高地方で生活している外国人19人も参加、交流した。
国際交流センターでは「多くの人に集まっていただきありがたい。今後も年2回程度定期的に開きたい」と話している。